おはようございます。
介護支援コンサルタント秦邦仁です。
いよいよ夏本番ですね!
熱中症も増えていますので
水分摂取、塩分接種をこまめにやっていきましょう!
では、本題です。
先日、介護に現状把握のために
数字をまとめていたら、
違う数字に興味が出てきたので少し調べてみました。
本日は少し違った切り口からお伝えしようと思います。
◆世界と日本の現状と経済
先日のG20では、
IMFの世界経済成長予測が発表されました。
2019年の世界経済平均成長率は、3.3%
2020年の世界経済平均成長率は、3.6%
アメリカ:2.3% → 1.9%
ユーロ圏:1.3% → 1.5%
アジア: 6.3% → 6.3%
中国: 6.3% → 6.1%
新興国 4.5% → 4.8%
日本 1.0% → 0.5%
消費税2%上がるのに経済成長は1%
来年は、0.5%・・・。
これから、どうなるんでしょう。
60歳以上の4人に1人(25%)が
貯蓄額100万円未満です。
また、65歳以上で、
年金だけで生活している人が51%もいます。
介護にかかる費用も年々増加しており
これからも国の財政を圧迫すると予想されています。
そこで考えなければいけないのは
今までは介護保険で補えていたようなサービスが
これからは外保険の適用外になり
今以上に、介護に対する費用が増えてくるとこと。
これからは、
介護にかかるお金に関する知識を持つことが
将来の備えにつながると思います。
◆日本の40代の借金倍率拡大
年収に対する負債が2倍以上突破しました。
最大の原因は住宅ローン。
不動産を資産として考える人が、今も多いのが現状です。
さて、ではその不動産の
10年、20年後の価値はどうなっているでしょう。
若くて持ち家、借金が膨らみ
住宅ローンの負担が大きいために
他の消費が大きく落ち込むと予想されています。
あるアンケートでは
消費税増税後にお小遣い減らすと答えた人が58%もいました。
これから、消費が大きく落ち込む可能性が大きいです。
また40代から考えておかなければいけないのが親の介護。
さらに、最近の晩婚化により
40代から50代でお子さんが
大学に入学する方が増えており
この世代は
親の介護と子供も学費が同時に起こる可能性が高いです。
このことから、最近では
介護離職や、ダブルケア、老々介護といった
今までにはなかった介護に関する言葉も
増えてきています。
◆介護業界の現状
厚生労働省が公表している
介護保険事業状況報告(平成31年4月暫定版)」によると
65歳以上の方で
要介護・要支援認定者数は659万4,000人でした。
65歳以上の認定者数の割合は約18.3%で
昨年に比べて0.2%アップしました。
一方、東京商工リサーチは7月4日、
「2019年上半期 老人福祉・介護事業の倒産状況調査」の結果としては、
前年同期比22.2%増の55件で、2年連続で前年同期を上回り、介護保険法が施行された2000年以降では最多を記録しました。
このように数字で物事を見ていくと
また違った形で世の中、介護業界の構造が分かってきますね。
この数字を見て、どう展開して行くのかが
将来の不安の解消につながると思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
介護支援コンサルタント
秦邦仁
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