こんにちは、ファイナンシャルプランナー・
相続診断士の利光洋伸です。
今日は自転車に乗る方、全員が
知っておかなくてはいけない情報を
お届けします。
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自転車保険の義務化
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私が住む大分県では2021年6月1日より
自転車保険への加入が義務化されました。
他の県や自治体ではすでに義務化されてる所や
努力義務だったり、これからという所など
様々です。
この義務化により、通学で自転車を使用する
お子さんの親御さんからのご相談も多いですが
それと同じようにセカンドライフを送られている
方からのご相談も多くいただきます。
そもそも、なぜ自転車保険が義務化されるように
なったかと言いますと
自転車による人身事故により、
高額の賠償事例が相次いだことが
あげられます。
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自転車事故で9,500万円の支払命令
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代表的な自転車事故であげられるのが
2008年9月に神戸で当時小学5年生の
少年が自転車で60代の女性をはね、
女性が脳に重い障害が残った事故だと
思います。
この事故により、神戸地裁が
少年の母親に9,500万円の賠償責任命令を
下しました。
しかし、この自転車事故はこれだけでは
終わりませんでした…
9,500万円もの賠償責任が生じた
少年の母親は賠償責任をカバーする
保険に入っておらず、
自己破産手続きをしなくては
ならない状況になったということです。
これにより、被害者も加害者も悔やんでも
悔やみきれない結末となりました…
このような事故は誰しもが遭遇する
可能性があります。
そこで各自治体が自転車事故に備える
自転車保険を義務化する動きになっています。
セカンドライフ世代の方も
もちろん被害者になる可能性も加害者に
なる可能性もあります。
ぜひ、身近な方にも伝えていただければと
思います。
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でも自転車保険はいらない!?
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今まで自転車保険の必要性について
お伝えしましたが実は自転車保険は
いらない場合もあります。
どういう理由かと言いますと
これまでは自転車保険の義務化とずっと
言っていますが
実は義務化されているのは自転車保険でなく、
自転車事故で補償される
賠償責任保険なのです!!
この賠償責任保険とは自転車事故の時に
相手にケガをさせてしまったり、何か
モノを壊したときに補償されるものです。
そして、この賠償責任保険なのですが
すでに他の種類の保険で加入してる方も
多くいらっしゃいます。
何を見ればいいかと言いますと
ご家族どなたかが加入している
自動車保険、火災保険、傷害保険などに
個人賠償責任保険や日常生活賠償責任保険などの
特約がついてれば大丈夫です。
もし、分からない場合はいつでも
お問合せいただければと思います。
実は自転車保険に加入しなくていい
理由はこれだけではありません…
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自動車保険でケガまで補償
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自転車保険の一番多いプランは相手に
ケガをさせた時だけでなく、ご自分の
ケガにも補償されるというプランです。
実はこの補償も今、ご加入中の
自動車保険でまかなえるかもしれません。
自動車保険の補償範囲は各保険会社で
全く違うのですが
自動車事故のケガだけでなく、自転車の事故にも
補償してくれる保険会社もあります。
しかも!!
単独の自転車事故にも対応してくれる
保険会社もあります。
ぜひ、今ご加入中の自動車保険を
チェックしてみてください。
先ほどもお伝えしましたが分からない場合は
いつでも聞いてくださいね。
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保険料の無駄をなくす!
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既に加入しているのに新たに自転車保険に加入
してしまうと補償がダブってしまいます。
その場合、保険料はダブって払わなくては
いけませんがいざ事故の時は2倍補償を
されるわけではありませんので
ご注意ください。
セカンドライフ世代は収入を増やすというよりは
支出を減らすことを考えることの方が多いかと
思います。
ぜひ、備えの部分に関しては無駄をなくし、
ベストな備えをしていただければと
思います。
今後もお役に立てる
情報をお届けしていこうと思います。
ぜひ、お楽しみに!
ファイナンシャルプランナー・相続診断士
利光洋伸
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