こんにちは。

介護支援コンサルタントの秦です。

 

先日、「高額介護サービスって何ですか？」
という質問を受けました。

 

みなさん、この制度をご存知でしょうか？

 

 

今回のメルマガでは「高額介護サービス」についてお伝えします。

 

おそらく、ほとんどの方が知らないと思いますが、

実はこの費用、少しずつアップして行っています。

 

さて、高額介護サービスですが、
はじめて耳にされる方も
いらっしゃるかもしれませんので

少しだけご説明しますね。

【高額介護サービス】とは、

もちろん、介護費用を軽減する仕組み
なのですがそうした制度が設けられている
背景としてこんなことが考えられます。

 

ご存知のように介護は長期間にわたる
ケースも多く、

介護サービスを受けるための
経済的負担はけっして少なくありません。

そのため、公的介護保険により、
介護サービスを受ける際には

1ヶ月に利用したサービスの1割
（所得が一定以上の第1号被保険者は2割または3割）
だけ自己負担として支払う仕組み
となっています。

 

またさらに、1ヶ月の自己負担額が
高額になった場合や1年間の介護・医療費が
高額になった場合に、払い戻しを受けられる
制度がありまして、

 

介護の自己負担額を軽減することが
できる仕組みの１つとして、

冒頭にお話した【高額介護サービス】
があるわけなのです。

このブログの読者の方の中には、
この【高額介護サービス】について
はじめて耳にした！

なんていう方も多いかもしれません。

はじめて聞いた上に、、

さらにその高額介護サービスの上限額が
引上げられたなんて聞いても
ピンとくるはずも無いのかもしれませんが

実はいつもこんな感じで
さまざまな制度が変わっていって
いるわけです。

 

前回の改定で制度が変わっていますので

下記でご確認下さい。

厚生労働省のHPより
こちらをみてご確認ください
⇒http://eqs2907.kir.jp/stm/Tc0bt1y2o1.htm

 

さて、

ご覧になりましたか？

 

よくみると前回の改正で
多くの方が１ヶ月の自己負担の上限が
7200円もアップしています。

 

年間ではなく１ヶ月ですよ！！

 

現役世代で働いている方々の
お給料だって月当たりそんなにアップしません。

この負担、今後益々増えて
いきそうな気がするのは
私だけではないと思います。

 

また、この高額介護サービスは

申請しなければ活用できないサービスなので

知らなければ、申請すれば買ってきたはずの

知らなかったから、お金が返ってこなかった。。。

早く知っておけば申請できたのに・・・

 

申請が必要なサービスって

こういったことが起こる可能性があるので

事前に知識として知っておく必要がありますね！

 

今年10月の消費税アップに伴い

介護の基本報酬の見直しが行われます。

 

その時にまた制度変更の話はお伝えしたいと思います。

 

介護支援コンサルタント

秦邦仁